富士山の登山鉄道構想をめぐり山梨県と地元の溝が深くなっています。
富士吉田市の堀内市長は市が実施したアンケート調査への長崎知事の批判について真っ向から反論しました。



県の構想は富士スバルラインにLRTという次世代型の路面電車を整備するもので、富士吉田市が実施したアンケートでは全国から1万4千人以上の回答があり、構想に賛成が37%反対は63%でした。

このアンケートに長崎知事は「反対意思を明示して回答を誘導するもので、公平とできず、数字はまったく意味がない」と発言していました。
知事の批判に富士吉田市の堀内市長は13日の会見で真っ向から反論しました。

富士吉田市 堀内茂市長:
「答えていただいた多くの皆さんに対して私は失礼な発言ではないかという風に思います」

堀内市長は市から声をかけるなど作為的に行ったアンケートではなく、寄せられた声は真剣に答えたものであるとしました。


富士吉田市 堀内茂市長:
「(知事に)これは真摯に捉えていただきたい。排除するのではなく聞く耳をしっかりと持っていただきたい、というのが今の気持ちであります」
富士山登山鉄道構想をめぐる県と富士吉田市の溝はさらに深くなっています。







