16日朝、山梨県中央市の畑で、水路をふさぐ鉄板が大量になくなっていることが確認されました。
盗難にあったとみられ、繁忙期を迎えたイチゴ農家は作業への影響を懸念しています。

用水路にあるべきもの…
それがごっそりなくなっています。

浅川博仁記者:
「中央市にある畑です。側溝をみてみますと、ふたがかけられていた跡がこちらにもこちらにも残っています」

17日朝、中央市浅利の畑で、イチゴ農家が水路をふさぐ鉄板が無くなっていることに気づきました。

その数、約20枚です。

被害を見つけた農家:
「ここが入り口なのでここから行くのですが、あれっそこで気が付いた。足を置くところが無い。普通だったら鉄板があり、ハウスに入る」

2年前に撮影された写真と比較すると、ビニールハウスにつながる水路のふたが全て無くなっていることがわかります。

被害を見つけた農家:
「ここに(ふたが)あることによって畝立て機が入れる。機械を入れるときにここの水路を通れるようにするのが鉄板の役目だから、それがなくなるのは仕事に対して作業工程が遅くなる」

繁忙期を迎えたイチゴ農家は鉄板がなくなったことで農業用機械の移動に影響が生じ、農作業に遅れが出ないか心配しています。

浅川記者:
「細い道が3本あるが、交通量が多い通りから一番離れた、人目に付きづらい通りです」

鉄板は農家が最後に確認した16日午後4時から、17日午前6時半の間に盗まれたとみられます。

被害を見つけた農家:
「お金に困ってやっているのか、何に困ってやっているのか知らないけど、人の物を取るというのは良くないことですよね。返してほしいです、もちろん」

きょうは中央市の職員も現場を訪れて被害状況を確認し、所有者などを調べています。

県内ではこうした鉄板のほか、橋のたもとにある橋の名称のプレートの盗難も相次いで確認されています。