人口減少が進む中、移住者の定着は課題の一つとなってます。

山梨県北杜市では少し変わった場所で移住者の交流会が開かれました。

西垣友香キャスター:
皆さん楽しそうに会話が弾んでいます。今、移住者交流会が開かれているんですが、この場所実はこちら、清里にあるペンションなんです。

この交流会は移住者の親睦を深め定着につなげようと、北杜市が2022年から始めたものです。

公共施設ではなく移住者が営む飲食店など、民間施設で開催していることが特徴です。

北杜市企画部 ふるさと納税課 市川航さん:
公共の施設よりも実際にお店も見られますし、住んでいる人の話も聞きやすいので、集まりは良くなったと思っています。

1月16日は9人が参加し、2021年に神奈川県から移住した夫婦が営むアットホームな雰囲気のペンションで会話を楽しみ、互いに連絡先などを交換していました。

参加者は:
「いやぁ、おもしろかった」
「すごくいいですね。あたたかい雰囲気で外の眺めもとてもいいですし」

山梨県は2年連続で他の都道府県から移り住む転入者が、山梨を離れる転出者を上回る「転入超過」となっています。

北杜市は移住先として人気が高く、こうした交流会を通じて「転入」を定着につなげることを狙います。

市川さん:
(移住して)去られてしまうのはもったいないと私たちも思っていて、定着して独自で輪を広げていてもらえれば。

今後は「山登りが趣味」などテーマを設けて、移住者や地元市民との交流会を開く予定です。