米津龍一気象予報士:
週末の天気がどうなるか?週末のポイントはこちら。

あすは秋ですが、あさってはいよいよ冬。
もう冬なんですけど、本格的な冬が来るとお考え下さい。

天気図で説明します。

まず、今夜からあすの明け方にかけて雨が降るところが出てきそうです。その原因はこの寒冷前線の影響です。

この寒冷前線による雨が明け方まで残った後、だんだん南へと下がっていきますので、基本的には雨は降らないんですが、ちょっと雲がかかりやすい状況が続きそうです。
気温はどうなのか、上空の寒気の目安で見ていくと、冷たい空気=寒気が山梨には入っていない状況となりますから、あすは曇りや雨でも気温が高いのが特徴です。

あさって日曜日はどうかというと、今度は西に高気圧、東に低気圧という西高東低の冬型の気圧配置。この気圧配置だと乾燥した空気が流れ込んできますので、山梨県内は晴れます。

ただ、この白い線=等圧線と言いますが、この線の間隔が狭ければ狭いほど風が強く吹くことを表していますから、あさって日曜日は風が強いということ。
で、この冷たい空気がさらに南下してくる形となりますから、日本列島を覆っています。ですから、あさって日曜日は晴れても寒いということになります。

その気温差を見ていくと、あすは大月で21℃まで上がる予想となっています。
10月中旬並みの気温、その他も11月上旬並みの気温となる見込みです。
ところが、日曜日は同じ大月で見てみると、1月上旬並みの気温9℃までしか晴れても上がらないんです。甲府もあさって日曜日は10℃止まりの12月下旬並みの気温。さらに風も強まりますから、相当体感的には寒く感じられます。

週間天気を見ますと、あさって日曜日は風冷えの1日となりまして、月曜日は風は穏やかになりますが、晴れても気温が低い状況。来週火曜日水曜日雪マークがまだついている状況となります。

詳しい予報を見ていきます。

火曜日の午後6時ですね。標高の高い北杜市の周辺では雪の予報。

午後9時になると、その範囲がだんだんと広がってきます。

日付が変わって水曜日午前0時は河口湖や大月の辺りでも雪の予想が出ています。

午前3時になると、みぞれに変わるところもありますが、北杜市の標高の高いところはもしかしたら積雪の恐れもあります。