高齢者の死亡事故が相次いでいることを受け、山梨県が注意報を出しました。
12日は県職員が老人ホームを訪れ、自転車運転中や歩行中の事故へ注意を呼びかけました。

12月8日、甲府市で乗用車と衝突した自転車の女性が死亡するなど、県内では11月から65歳以上の高齢者5人が交通事故で亡くなっています。

県交通政策課 加々美 学 福主査:
自転車に乗っているときと道路を横断するときに車とぶつかってしまう。

県は高齢者の死亡事故が60日間で5件発生した場合に出す注意報を発表し、12日は担当者が山梨県甲斐市の老人ホームで約50人に講話を行いました。

担当者は、5件の死亡事故は自転車の運転中や道路を歩いて横断中の事故だったと説明し、周りを見ることや夜間はライトや反射材をつけることなどを呼びかけました。

県内で2023年、交通事故で亡くなったのは29人で、6割を超える19人が高齢者となっていて、注意報の発表は今年2回目です。

また、人口10万人当たりの交通事故による死者は全国ワーストとなっていて、県は注意を呼びかけることにしています。