ふるさと納税の返礼品で人気の定番となっている山梨県産フルーツですが、1割から2割が「不良品」などの低評価だったことがわかりました。
県は品質確保のため市町村や業者と協議会を設置し、対策に乗り出します。

山梨県 長崎幸太郎知事:
本来返礼品に値しないものが贈られている大変ひどい状態。
県は県産のブドウやモモ、スモモをふるさと納税の返礼品にしている、県を含めた7自治体を対象とした業者のレビューを調査しました。

その結果、5段階中3以下の低評価だった割合は2022年度が20.7%、2023年度は14.2%でした。

主な内容は傷んでいたり、粒が小さいといったものや、味が薄いといった点があげられています。
これに対して長崎知事は22日の会見で「県産果実のブランド価値を おとしめる」として対策に乗り出すことを明らかにしました。

長崎知事:
問題は良品が確保できないまま際限なく引き受けた事業者が、返礼品に値しない果実を贈った。山梨ブランドに対する意識が全く欠落していた。

県は市町村やふるさと納税運営企業で協議会を設置し、高品質の確保を目指すとしています。







