9月8日、アフリカのモロッコで起きた地震は死者が2900人に上っています。

山梨市でモロッコの伝統工芸品を輸入して販売する雑貨店の店主に現地への思いを聞きました。

「とにかくすぐ連絡をとり、1人、3~4時間連絡取れず大丈夫かと心配した」

山梨市牧丘町の雑貨店 谷口ぴかぴか商店の店主 谷口恵一さんです。

こちらの店舗ではモロッコの伝統工芸品のランプをはじめカバンやキーホルダーを輸入し、販売しています。

雑貨店 谷口ぴかぴか商店 店主 谷口恵一さん:
(この商品は)地震の1日前に8日にカサブランカから出た。もし地震があったら荷物なんて言ってられない状況だったかもしれない。

8日に発生したモロッコの地震ではこれまでに2900人を超える死者が確認されています。谷口さんは地震発生後、現地の知人のSNSの投稿をみて、すぐに連絡を入れました。

谷口さん:
地震大丈夫?みんな、あなた大丈夫?って。大丈夫。本当にありがとうって言ってくれた。

谷口さんの知人は震源地から離れたマラケシュの観光地でランプの製造と販売などを営んでいて、全員の無事が確認できました。

谷口さん:
きのうは写真を送ってくれた。今(ランプを)作ってるぞーみたいな。

現地の知人はこれまでと同じ市場でランプづくりを再開し、復興への一歩を踏み出しています。

しかし周囲には地震でヒビが入った建物もあり、谷口さんは輸入ランプの販売で現地の支援を続けていく予定です。

谷口さん:
マラケシュという町もモロッコも大好きですし、こういった照明も大好きなので復興できるようにすごく願っています。

なお、日本赤十字社はモロッコ地震の救援金を受け付けています。