山梨県南アルプス市で希少な高山植物のホテイアツモリが盗掘された可能性があるとして県が警察に被害届を提出しました。
ホテイアツモリは環境省の国内希少野生動植物種に指定されているラン科の植物で県の条例で採取が禁止されています。

県によりますと6月20日に南アルプス市の裸山でホテイアツモリが盗掘されたとみられる穴を発見したと7月26日、市から県に情報提供がありました。

周辺は食害対策で柵が設置されていましたが、今年に入り複数回にわたって何者かに切断されていて市はセンサーカメラの設置など対策を講じたということです。
こうした状況を受け県は18日、警察に被害届を提出しました。
なお、ホテイアツモリは2005年にも市内の櫛形山で盗掘の被害がありました。