土地開拓のため満州に渡り、78年前のきょう8月17日に集団自決に至った豊村開拓団の人々を慰霊する式典が山梨県南アルプス市で営まれました。

南アルプス市の旧櫛形町の一部、当時の豊村では国の政策で少なくとも百数十人が開拓団として現在の中国の東北部にあたる旧満州国に渡りました。

そして終戦2日後の8月17日、現地の武装集団に襲撃され、約140人がダイナマイトでの集団自決を余儀なくされました。

慰霊式はこの日に合わせて毎年8月17日に旧豊村の諏訪神社で営まれていて、参列した遺族らは慰霊碑の前で犠牲者を悼み、祈りをささげました。

参列した人たちは78年前の悲劇に思いを馳せ、平和への思いを新たにしていました。