新型コロナウイルスの後遺症について保健所の職員らを対象にした研修が行われました。

研修会は保健所の職員や保健師などおよそ110人が参加しました。

講師は感染症の専門家で山梨大学医学部附属病院の井上修医師が務め、「新型コロナの症状が軽症だった人でも3割程度が後遺症に悩んでいる」と説明しました。
そして後遺症で最も多い症状は「倦怠感」で、頭に、もやがかかったようになる「ブレインフォグ」や「睡眠障害」を訴える人も増えていると解説しました。
また、症状が長期化するケースも多いことから、周囲の理解や適切な対応が必要だと指摘しました。
井上医師は県内は現在1日に400人から500人が新型コロナに感染しているとみられることから、予防対策を呼びかけています。