富士山の登山規制について長崎知事は14日午後、臨時会見を行い、県警に早い段階で規制を発令するよう要請したことを明らかにしました。

山梨県 長崎幸太郎知事:
重大事故につながりかねない大変危険な状況と考えるべきであり、県としても重く状況を受け止めている。

会見で長崎知事は弾丸登山者の登山道での仮眠や休憩に危機感を示しました。

そして混雑回避の対策として、登山道の巡回指導員に詳細な状況報告など適切な対応を求め、県警に対しては早い段階で規制を発令するよう要請したとしています。

このほか富士スバルラインの終了時間を現在の午後6時までから、さらに繰り上げることも検討するということです。

一方で、山小屋の組合が要請した5合目での登山規制の実施は「検討を指示し」「県警に適切に対応してほしいと要請している」と話しました。

なお、来年の夏山シーズンについては地元自治体や山小屋関係者と連携して、弾丸登山抑制の条例化を検討する考えを示しました。