山梨県北杜市の八ヶ岳リゾートアウトレットの事業停止から2か月。
中に出店していた店が場所を変えて、10日に新たに市内にオープンしました。
地域に根ざした店を目指すということです。

今年6月、運営会社が約16億円の負債を抱え経営破たんした北杜市小淵沢町の八ヶ岳リゾートアウトレット。
事業停止から2か月が経ち、新たな一歩を踏み出した店があります。

土産物を扱うセレクトショップ「SENNOYA」です。

セレクトショップ「SENNOYA」千野綾子代表:
小淵沢の店にいたスタッフ全員で移動してきて、今営業を始めた。

「SENNOYA」は八ヶ岳リゾートアウトレットの中に店を構えていましたが、10日新たな店を北杜市大泉町にオープンさせました。
午前の開店から大勢の人が訪れ、地元産の食品や酒など約300種類の商品を選んだり、ランチの時間に営業している食堂で舌鼓を打っていました。
訪れた人は:
「山梨の商品だけというのがおもしろい」
「見たことがない商品があったので楽しかった」
2018年にアウトレットの中にセレクトショップを開業した千野さんは、2年ほど前からこの新店舗計画を進めてきたといいます。

セレクトショップ「SENNOYA」千野綾子代表:
コロナ禍だったりアウトレットの状況も含めて、次の展開を考えないとまずいなとちょっとずつ感じていたので、それに向けて長い時間かけて準備して今日に至っているので、目標はここにあったのかなと。

店の敷地には、地元の野菜や果物などを使ったイタリアンレストランや直売所も併設していて、地域に根ざした場所をめざします。

セレクトショップ「SENNOYA」千野綾子代表:
もともと生まれも育ちも北杜市なので、地元に根付いた楽しい場所になっていけるように、地域の人と一緒にお店を作り上げたい。

営業時間は午前9時半から午後5時半までで、お盆期間中は商品を購入した人に地元の野菜などをプレゼントするイベントを行っています。