ちょっと変わった生き物の話題です。
この時期に田んぼを覗くと目にすることができます。
山梨県南アルプス市曲輪田新田の田んぼです。
水の中に緑がかった小さい生き物が泳いでいます。

これ、初夏の田んぼに水が入ると現れる甲殻類の一種で、ホウネンエビといいます。
体長は2㎝くらいで、たくさんの足があってその足を使って逆さに泳ぐのが特徴です。

姿が見られるのは田んぼに水が張られ干上がるまでの短い期間で、卵を土の中に産み付けると一斉に姿を消します。
そして、翌年の春に再び田んぼに水が入るとふ化するんだそうです。

ホウネンエビが見られると、その年は豊作になるという言い伝えがあるということで今年のコメの作柄に期待ができますね。