今年3月、山梨県北杜市で建物33棟が全焼し1人が死亡する大規模な火事がありました。

現場には大量のがれきが残されていてボランティア団体などによる本格的な撤去作業が始まりました。

この火事は今年3月、北杜市須玉町小尾の住宅から出火し、住宅10棟を含め、物置などあわせて33棟が全焼。焼け跡から80代男性の遺体が見つかりました。

33棟が燃えた山間の集落 山梨・北杜市須玉町小尾 3月



浅川博仁記者:
焼け焦げた木材や鉄くずなどが残る現場で、がれき撤去が行われています。

この地域には高齢者が多いこともあって火災から3か月近くたった今でも現場には大量のがれきが残されています。

集落には火災から3か月近く経ってもがれきが残されている


こうした中、北杜市に援助活動を申し出たボランティア団体などによる本格的な撤去が7日に始まりました。

ボランティア団体などが本格的に撤去開始 7日



7日は8人が参加し、重機を使って焼け焦げた木材や鉄くずを仕分けました。

参加したボランティア 神宮寺孝之さん:
少しでも現場の人たちの力になれればと思っている。

こうした作業を繰り返したあと運び出しに移り、6月末の撤去完了を目指す計画です。

ボランティアで撤去に参加 神宮寺孝之さん


なお北杜市は今回の火事で被災した住宅や遺族を対象に見舞金給付制度を新設する方針です。