米津龍一 気象予報士:
週末の見通しはどうなのか?ポイントはこちら。

晴れて危険な暑さとなりそうです。

どういう状況が起こりそうかを説明します。

まず7月26日水曜日のおととい。上空の太平洋高気圧の様子を表しています。

北日本まで上空約6km太平洋高気圧に覆われていて、そうなると何が起こるかというと、高気圧というのは下降気流なので、グーッと空気が下に下がっていって、要は熱が溜まりやすい状況となるんです。ですから、雲もできにくいんです。

加えて、さらに山梨付近には上空さらに5940m付近まで背の高い高気圧に覆われていましたので、水曜日、甲府では晴れて最高気温が38.5℃まで上がりました。

この週末も、これとほぼほぼ同じような状況が起こりそうなんです。

ですから、週末は晴れて危険な暑さとなりそうです。

では気温と熱中症の危険度を見ていきます。

一番左はきょうの最高気温で、あす、あさっての予想最高気温と熱中症の危険度です。

見ていただくと、きょう以上にさらに気温が上がるところがありまして、あさっては特に甲府・勝沼で38℃まで上がる予想となっています。
あすは熱中症警戒アラートも発表されていますので、ちょっと要注意となりそうなんですが、あさっての方が河口湖、標高の高いところでも一番上の危険レベルです。こまめに水分&塩分補給を摂っていただきたいです。

大体1日の水分補給の目安は1.2Lで、このペットボトル1本が600mLなんですが、この2本分というイメージで考えてください。そう考えれば飲めなくないかなと思います。

そして近県の天気も併せて見ていきます。

こちらも晴れて猛暑のところが多くなる見通しです。ですから、近県にお出かけされる方は、帽子や日傘など日焼け対策をしていただいて、水分補給も忘れずにお願いします。

続く猛暑ですが、実はきょうで6日連続。来週に入っても甲府は猛暑日が続くと予想しています。その猛暑の終わりが見えてきそうなのが再来週ということになります。それでも1~2℃ですから、誤差です。

ということでしばらく猛暑が続きますが、体調管理も含めて、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
暑さが蓄積されると、疲れも溜まりやすくなりますから、くれぐれもお体ご自愛いただければと思います。