7月も値上げの波が引くことはありません。
7月はパンや調味料を中心に3500品目以上の食品が値上げされ、物価高による家計への圧迫がとまりません。

食品スーパー Aコープ白根店 井上剛店長:
ほんとうに毎月毎月なので数えきれないのが確かですね、上げたくないのが本心です。

山梨県南アルプス市にある食品スーパーAコープ白根店の井上店長です。

こちらの店では仕入れ値の高騰などにより、7月に入って約200品目を値上げしました。
中でも多いのが…


食品スーパー Aコープ白根店 井上剛店長:
特に食パン関係ですね、こちらがほぼ全てで商品を10円づつ上げさせていただいております、超熟とかロイヤルブレッドとかですね。

帝国データバンクによりますと7月に値上げされる食品は3566品目で、1か月の値上げが3000品目を超えるのは今年5回目です。

7月は特にパンの値上げが多く、全体の約半数近くの1578品目となっています。

輸入小麦の価格改定の影響が主な要因です。

買い物客は:
なんか取るもの取るもの、みんな上がっているという感じですね。

他にも調味料やカレーまで…


食品スーパーAコープ白根店 井上剛店長:
バーモンドカレーですね、こちらの方は去年198円(税抜き)だったのが258円ということで段階的に値上げさせていただいております。


こちらのスーパーでは客の単価は大きく変わっていませんが、物価高騰の影響で、1か月間に客が購入する品数が1年前より約6万点減っているということです。

食品スーパー Aコープ白根店 井上剛店長:
仕入れ値の方が上がっておりますので、お客様に売る価格も上げざるを得ない状況となっている。

店も消費者も「値上げ疲れ」が見える中、AコープはJAが運営する強みで活路を切り開こうとしています。

食品スーパー Aコープ白根店 井上剛店長:
日頃食べてもらう美味しい果物を食卓で食べてもらうための産直なので。

契約する約300人の農家がその日に収穫した野菜や果物を並べる産直コーナーは、安い価格帯で提供でき売り上げは好調です。

なお、8月以降について帝国データバンクは、値上げ商品が徐々に減少し、値上げの波は緩やかになってくると分析しています。