山梨県内初のプロ野球球団の設立が動き出しました。

東京都内の企業がプロ野球の独立リーグ=BCリーグに参入するチームを山梨県で結成し、来シーズンからの参入を目指すと発表しました。

プロ野球の独立リーグBCリーグへの新チーム参入を進めているのは、東京で保険代理店事業などを手掛けるゼンブホールディングスです。

28日は関係者が県庁で会見を行い、山梨を拠点にする球団のBCリーグへの加盟申請を行ったと発表しました。

BCリーグは、関東と信越エリアなどの8チームでリーグ戦を行うプロ野球の独立リーグで、山梨県は関東甲信越で唯一プロ球団がありません。

このため山梨拠点のチームを設立することになり、球団社長に就任する予定のヤクルトスワローズの元投手、加藤幹典さんは野球を通して地域を盛り上げたいと意気込みを語りました。

山梨県民球団 準備室 加藤幹典室長:
山梨県の野球人口の減少に歯止めをかける、野球人口を増やしていくことを考え活動していく。

球団は小瀬スポーツ公園と富士北麓公園の球場をホームに、来シーズンからの参入を目指していて、独立リーグへの加盟は審査を経て8月末に決まります。

選手は25人前後で、地元枠として5、6人の山梨県出身者を獲得する予定で、球団名は公募で決定します。

運営費は年間1億円から1億5000万円を見込み、今後 県内でパートナー企業を募集し、出資も募ることにしています。