6月21日、山梨県甲斐市の国道20号で乗用車とトラックが正面衝突した事故で、事故直前に乗用車が国道を逆走する様子を防犯カメラが捉えていました。
乗用車は74歳の男性が運転していて、県内では65歳以上が関係する交通事故が増加傾向にあり、警察が安全運転の徹底を呼びかけています。


2台の車の間をすり抜け…トラックとすれ違う白い乗用車…。

走行しているのは甲斐市の国道20号下り線、つまり逆走しているのです。
この直後…

記者:
交通量の多い国道20号です。この場所で逆走した乗用車とトラックが正面衝突しました。現場には事故の大きさを物語る跡が今もくっきりと残っています。

6月21日、甲斐市志田で国道20号を逆走した乗用車が大型トラックと正面衝突し、乗用車を運転していた74歳の男性が腰の骨を折る大けがをしました。

事故現場近くの防犯カメラの映像から、乗用車は少なくとも200m逆走していることがわかります。

記者:
逆走した乗用車が進んできた場所には側道と交差点があり、間違って入ってきた可能性があります。

2023年、県内で起きた65歳以上が関係した交通事故は5月までの速報値で301件と、2022年より11件増加しています。
県警は年齢によって視力などの身体機能や判断能力が低下するケースがあるとして、身体機能に応じた安全運転の徹底を広く呼び掛けています。