家庭で作る弁当にも食中毒のリスクがあります。
子育て世代の母親が、湿気の多いこの時期に特に注意したい弁当作りのポイントを学びました。

梅雨の時期や暑い季節に気を付けたいのが『お弁当による食中毒』。
これを防ぐための安全なお弁当づくり講座が開かれています。

山梨県南アルプス市の地域子育て支援センターで開かれたのは、「安心・安全なお弁当づくり」講座です。

子育て世代の母親6人が参加し、山梨学院大学健康栄養学部の宮田恵多准教授から食中毒が起きにくい弁当づくりのポイントを聞きました。

山梨学院大学健康栄養学部 宮田恵多准教授:
保存時間が長いということで、お弁当は食中毒が起こりやすいものになってしまう。

宮田さんはお弁当のおかずは、水分が少ない揚げ物や焼き物がおすすめなことや、作り置きは小分けにして冷蔵保存し、弁当箱に詰める時にしっかり再加熱することなどをアドバイスしました。

この後参加者は手の菌の数を調べる検査をして、手を洗うと菌が激減することを体感し、手洗いの重要性も学んでいました。

参加者:
「(手の菌の)実際数値を見て大変驚きました」
「菌が増える状況を作らないようにするのが必要」

山梨学院大学健康栄養学部 宮田恵多准教授:
成人に比べて(子どもは)非常に免疫が弱いということがあるので、食中毒が子どもに起こりやすいのは間違いないので、注意して料理をしてもらいたい。

身近な弁当に潜む食中毒のリスク。

「食材の加熱」と「水気を切る」それに「しっかり冷ます」が肝心です。