人気の葡萄シャインマスカットは全国の産地で花が正常に咲かない障害が確認されています。
この未開花症は山梨県立笛吹高校の畑でも発生し、21日は生徒たちが対処法を学びました。

県立笛吹高校果樹園芸科のシャインマスカット畑です。

いびつな実が付いているのが、シャインマスカットの花が正常に開花しない原因不明の障害=未開花症が発生した房です。

園芸科の実習畑では5月20日頃、約2割の花の先端などで未開花症が見つかりました。

このため21日にはブドウ栽培を専攻する3年生が実習で畑に入り、障害が出た房と正常な房の違いを観察しました。

そして未開花症の対処として、正常に咲いた上の部分を残した房で粒を間引く作業を行いました。

生徒たちは:
「大変ですね。背が小さいと首が上を向くので首が疲れたり肩が凝ったりする。」
「座学では学べない気付きも出てくるので頑張りたい。」

生徒たちは今後、未開花症が発生したシャインマスカットの品質調査なども行い、研究成果を発表する予定です。