国の史跡に指定されている甲府城の遺跡などについて歴史研究の専門家などが県に保護と景観の保存を求める要望活動を行いました。

要望活動を行ったのは県考古学協会など歴史系の学術研究に取り組む3つの団体で19日、県庁を訪れ長田副知事に要望書を手渡しました。

要望書では甲府城と、周辺の城下町の遺跡について県が甲府市と連携して埋蔵文化財の保護と歴史的な景観の保全に取り組むよう求めています。

また現在、甲府城周辺は再開発の計画が進んでいますが、3団体は、高層マンションの建築などで城下町の景観が損なわれるとして建造物の高さを規制する条例の制定などを求めています。

長田副知事は「要望を長崎知事に伝え、国や市と緊密に連携しながら史跡の活用と整備に努めたい」と答えていました。