2022年度のドクターヘリの出動要請は640件を超え、過去2番目の多さとなりました。
このうち要請が重なって対応できなかったケースが過去最多の51件に上ったことが分かりました。

19日は県や消防医療関係者などが集まったドクターヘリの運航調整委員会が開かれ、2022年度の実績が報告されました。

それによりますと出動要請は642件で前の年度より38件増え、2018年度の646件に次ぐ過去2番目の多さとなりました。

これに伴い要請を受けたものの出動できなかった件数が143件と過去最多となりました。
このうち天候理由が60件、別の要請と重なったケースが過去最多の51件でした。

要請の増加について、担当医師は外出の機会が増え、交通事故によるけが人が増えたことや、出動要請の基準を分かりやすく改めたことで救急隊側が要請しやすくなったためとみています。

また要請が重複したケースに対しては医師が車に乗り現場に向かう「ドクターカー」を積極的に活用したいとしています。







