米津龍一気象予報士:
8日の予報では大雨も心配されましたけども、幸いそこまでの雨には至らず、まとまった雨で済みました。

まずは天気図。この主役はやはり梅雨前線になるんですが、この前線の位置が非常にポイントでして、日本の南に位置してる形となるんですが、丁度この雨雲が、静岡さらにその近辺止まりになりそうです。ですから、南部周辺では雨が降りやすいんですが、その他は天気の崩れは今のところないと予想しています。

11日の日曜日になると、前線がやや北上する形となります。
これにより、今度は雨雲がかかってくる形となりますので県内全域で、日曜日は雨となりそうです。

週末の見通しを詳しく見ていきますと、あす土曜日の雨、南部周辺では昼過ぎから夕方にかけてと予想しています。その他は午前中日が差すんですが、下り坂で、午後は曇ってきそうなんです。ちょっと雲が多めですので、ムシムシとした体感となる見込み。あさって日曜日はほぼ1日雨とお考えください。
前線の近い場所、峡南や富士五湖ではまとまった雨になりまして、気温が上がらないんです。甲府の予想最高気温21℃は4月の下旬並みの気温です。
ちょっとこの日、雨でひんやりしそうなんです。

近県の天気も見ていきますと、土曜日静岡の雨は午後からとなりますが、そこまで量は多くはなさそうです。
日曜日の雨に関しては、やはり前線に近い静岡が雨の量が多くなる見通しですから、そちらに行かれる方は最新の気象情報もご確認できればと思います。ザーザー降りの雨の時間帯が長くなる見込みです。
その他関東方面でも各地で1日日曜日は雨となります。
この日曜日の雨が、日曜日だけで済んでくれたらいいんですが、
ちょっと続きそうなんです。

来週月曜日週明けの雨の予想ですが、台風3号はまだ日本のはるか南に離れてる形となります。
主役となるのが梅雨前線となりまして、この雨雲がかかり続ける予想となっています。ですから、日曜日から月曜日、ちょっと雨量が多くなる恐れがあります。

先週の金曜日、さらに今日、雨の量が多くなっている状況でまたこの雨となりますと、地盤が緩んでいるところではちょっと心配ですので、くれぐれも最新の予報をご確認ください。

台風がこの位置からどうなりそうかを進路図で見ていくと、まず昨日と大きく違うのは、勢力が強くなりました。そこから北上して北東方向に進んでいきますので、日本への上陸はなさそうです。

県内に最も接近するのは来週火曜日となります。

これに加えて、梅雨前線の位置がどうなるかがポイントとなるわけですが、来週火曜日のものを参考にすると、今のところ、この梅雨前線が日本の南に位置する予想となっています。

ですから、雨雲は離れている形となっているんです。ただ、この前線というのは、かなり気まぐれなものでして、上下に結構予想するが難しいんです。
ですから、とりあえず来週火曜日までの予報はこまめにご確認していただければと思います。