富士山は2023年、世界文化遺産登録10年を迎えます。

7月の登山シーズンを前に登山者の安全を祈願する式典が山梨県富士吉田市で開かれました。

この式典は富士山の山小屋や山岳ガイドなどで作る組合などが毎年、山開きを前に開催しています。

22日は関係者約30人が参列して富士吉田市の富士山慰霊碑の前で神事が執り行われ、登山者の安全を祈願し、遭難や事故で亡くなった人を追悼しました。

富士山吉田口旅館組合 中村修組合長:
夏山シーズンが安全に終われるように皆さんに啓発してお願いすることです。

今年富士山は世界文化遺産登録から10年を迎え、7月1日からの夏山シーズンは例年を上回る登山者が見込まれます。

このため関係機関が連携して、十分な休息をとらず一気に山頂を目指す“弾丸登山”の防止や安全登山の徹底を呼びかけることにしています。