なぜ5月に暑さが続いているのか、また、一転して気温が下がる見通しの19日の天気について米津龍一気象予報士が解説します。

米津龍一気象予報士:
季節が真夏と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。要因は複数実はあります。

きのうもそうだったんですけども、まずよく晴れたことと、上空にこの時期としては珍しい真夏の空気暖気が入り込んできたこと。

これによって気温が上がったわけなんですが、きょうはそれに加えまして、きのう暑かった分、その暑さが蓄積される形となりました。

さらに、きょうはきのうと比べて上空の風が強かったんですね。

山を越えた乾いた熱風、フェーン現象と言います。この風が入ってきたことによって気温がさらに押し上げられる形となりました。

あすはどうなるかというと、きょう晴れをもたらした高気圧、これが次第に離れていく形になります。

代わりに、日本の南にあります、前線。この前線の近くでは曇りや雨となるわけなんですけども、これが次第に県内にも近づいてくる予想となっています。

そのため、昼前から雨が降り、これによって気温が大幅ダウンしそうなんです。

ではどれぐらい気温が下がるのかというのを予想最高気温で見ていくと、
きょうと比べて13℃前後も低くなる見通しなんですね。

きょうは7月下旬から1年で最も暑い時期のさらに気温を上回る真夏並みの暑さだったんです。
そこから、あすは4月並みの気温となりますので、つまり3ヶ月近く、一気に季節が逆戻りする形となります。

ですから、明日は半袖はおろか、場所によっては上着が必要なくらいの気温となりますから、服装選びも含めてくれぐれもお気をつけください。