山梨県南アルプス市の市議会議員が知事選の告示日前日に議員16人に議場で現金を配布していた問題で、市議会は9日、会議を開きましたが結論は出ず、今後全員協議会で対応を検討することとしました。

この問題は長崎知事を支援する議員有志の組織「前進山梨の会」の南アルプス支部代表、村松三千雄市議が知事選告示前日の1月4日、市議会の議場で議員16人に平均約3000円を配布したものです。

村松市議は現金を配布した事を認め、政治活動に対する資金などと正当性を主張していますが、一部の市議から問題視する声が出ていました。


9日の議会運営委員会では、この問題の調査を求める意見の一方、法的な問題なのかモラルの問題なのかはっきりしないなどの意見が出されて結論は出ず、改めて今後開く全員協議会で対応を検討する事としました。

なお、配布された現金は全員がすでに返却しているということです。