山梨県道志村で臨時議会が開かれ長田富也村長の不信任案が提出されました。
村長選で親族が不正投票をした問題を受けた対応ですが、採決の結果、不信任案は否決されました。

11票差で長田村長が当選した2021年の村長選をめぐっては嘘の転入届を出し不正に投票したとして、村長の親族ら4人が公職選挙法違反で罰金の略式命令を受けています。

この問題を受け、5月2日に臨時の村議会が開かれ「親族が関係する事件の責任は取るべき」などとして村長の不信任案が提出されました。

採決の結果、賛成4人、反対5人で不信任案は否決されました。

道志村 長田富也村長:
良識ある議員さんもいるし、色々な議員さんがいますから何とも言えませんが本音を言って、わたしは本当に親族に覚えがないんです。

不信任案を提出 佐藤光栄村議:
道義的責任を感じない村長に失望しています。

不正投票をめぐっては住民グループが村長のリコールの請求を検討しています。

これに対し村長を支持する議員が不信任案の討論で「リコールは選挙結果を軽視し全国に恥をさらす結果になる」と動きをけん制しました。