歓迎会や行楽のシーズン。
しかし飲酒運転をしたら、個人にも組織にも大きな悪影響を及ぼします。
2023年2月と3月に、相次いで飲酒運転で職員が逮捕された山梨県の北杜市役所で、再発防止のための研修会が開かれました。
北杜市 跡部秀之 人事課長:
不祥事を起こした職員の倫理規範、意識の欠如から来るものであり、職員への周知意識の浸透が不足していた。
幹部職員約60人が集められた研修会。目的は飲酒運転の撲滅です。
北杜市役所では2023年2月と3月に、職員が酒気帯び運転で事故を起こして逮捕される不祥事が立て続けに起きました。
再発防止策として、北杜警察署の交通課長を招いて行われた研修会では、朝礼など日常業務に飲酒運転防止の呼びかけを組み込む事や、コミュニケーションをとり職員の飲酒習慣を把握する事が重要だと説明されました。
北杜警察署 松田俊彦 交通課長:
性善説は通用しません。幹部は部下職員の(悪い習慣の)兆しを見落とさない事。
市では今後も、全職員約1600人を対象にした研修会を続け、飲酒運転の根絶を目指すとしています。
なお市は3月、酒気帯び運転などで逮捕され、罰金の略式命令を受けた明野総合支所の副主幹(44)について、13日付けで懲戒免職処分にしたと発表しました。