小嶋優キャスター:
県政担当の芹沢記者とお伝えします。今回の県議選は過去最多・全体の半分の8選挙区で無投票になりましたが、甲府市では戦後初めてでしたね。

芹沢年延記者:
今回の統一地方選挙や直近の都道府県議会議員選挙で、県庁所在地で完全に無投票になったのは今回の甲府市だけでした。
また無投票で当選した県議は全体の37人中23人、全体の62.2%と6割を超えています。
では無投票が多いことで何が懸念されるのか、地方行政学が専門の大正大学の江藤俊昭教授に聞きました。

大正大学 江藤俊昭教授(地方行政学が専門):
異常ですね。選挙は対立候補が出て議論するのが前提ですから。無投票だと政策の議論ができないですよね。投票に行かないですから主権者意識というのが薄らいでしまいというのがもう一つの問題点。