彼女はかつて交際相手に顔を殴られ鼻を骨折。被害の経験や裁判の様子を漫画にして4年前に出版しました。
するとSNSなどを通じて同じような経験をした女性から、共感する声や相談が次々と寄せられました。

こうした声や自分の経験から感じたことは、不動産会社に入居を断られるなど避難する場所の支援が足りていないということでした。

二星星さん:
被害を受けて大変なのに家を見つけることも大変で、お金も無くなってなんでこんなに嫌なことがいっぱいあるんだろうという思いがすごくあったので、それは皆さん共通なのかなと。

このシェアハウスはもともと築約40年の空き家。6畳と8畳の合わせて5部屋に共同のキッチンなどがあり、月額2万円の家賃と1万5000円の共益費で受け入れています。

二星星さん:
基本的なものは常備しているので、後は個人的なものだけ持って来ていただければ生活はできます。

DVは配偶者やパートナーが身体的、精神的、経済的な暴力を加えること。

内閣府の調査では女性の3人に1人、男性の5人に1人がDVの被害経験があると答えていて身近な問題と言えます。

こうした中、DVの被害者が一時的に避難する施設としてはシェルターがあります。
県内には官民合わせて2つだけで、無料ですが入居できるのは長くても数週間程度。
住所は公開されておらず、携帯電話は入居時に預ける必要があります。