教員の働き方改革などを背景に、中学校の休日の部活動を学校ではなく地域の指導者に委ねる「部活動の地域移行」。
先行して取り組んできた山梨県南アルプス市の中学校の発表会が行われました。
現場では課題も見えてきました。

来年度からの「改革推進期間」を前に県内では、南アルプス市の櫛形中学校と八田中学校がモデル校となり、昨年度から「地域移行」に取り組んでいて、22日は市町村の担当者を前にその成果と課題を発表しました。
この中で、生徒から専門的な指導が受けられたと肯定的な声が聞かれた一方、安全面などへの不安から休日も顧問が一緒に指導したため、教員の負担軽減にはつながらなかったこと、また根本的課題も報告されました。
櫛形中学校 矢吹和信 教頭:
人材を見つけることに大変苦労した。競技歴はあるが指導歴がないという方が非常に多くて、中学生の指導ができるのかどうかその辺の情報収集もとても大変です。
県では、人材バンクの様なシステムの構築を検討していて、市町村間での情報共有をしながら徐々に進めていきたいとしています。







