富士川町の贈収賄事件をめぐる動きです。町に損失を与えたとして富士川町は前の町長らに損害賠償を求める訴えをおこす方針を固めました。


富士川町 望月利樹町長:
この案件を進めていくことで皆さんに提案していきたいと思っている。

2月3日に開かれた富士川町議会の全員協議会で望月利樹町長が進めると述べたのは前の町長らを訴えるという案件です。


2021年の贈収賄事件を受けて、富士川町議会は有罪判決を受けた志村学前町長と設計事務所の元社長を相手取り、損害賠償を求めて提訴する議案を議決していました。


そして前の町長らを提訴する方針を固め、2023年度当初予算案に調査費用を計上することを決定しました。


再発防止策を議論する特別委員会 青栁光仁委員長:
町民に損害を与えた、恥ずかしい思いをさせた人に対して、すぐ損害賠償請求に対する対応をスタートさせてもらえるということで喜んでいる。


富士川町 望月利樹町長:
町民に残っている不安材料、わだかまりを払拭するためにしっかり調査していく。そして町の損失が見込まれたということであれば提訴して町の損失を取り戻したい。

損害賠償の請求額は調査を経て決定するとしています。