住宅やメガソーラー施設に設置されている太陽光パネル、耐用年数から2030年代後半には全国で50万から80万トンが廃棄される見込みです。
寿命を迎えたパネルをどうするか、山梨県が対策を検討しています。

県内には2022年6月末現在で、10キロワット以上の太陽光パネルが1万1802件設置されています。


太陽光パネルの耐用年数は20年から30年ほどとされていて、2030年代後半には全国で50万から80万トンが廃棄対象となりますが、県内ではリサイクルやリユースができる施設はありません。

1月27日に開かれた県の検討会には県外の業者が招かれ、中古品の性能を検査し再利用する取り組みや、素材の7割を占めるガラスを断熱材などにリサイクルする取り組みなどが紹介されました。


県環境整備課 大森栄治課長:
エネルギー確保を考えながら、廃棄される太陽光パネルについては適正な処理を考えていかなければならない。

県は検討を進め、持続可能なエネルギーサイクルを構築していきたいとしています。