小中学生を対象にした全国体力テストの結果、山梨県内の小学生の運動能力が過去最低になりました。

新型コロナの影響で子どもたちの体力低下が心配されます。

スポーツ庁は全国の小学5年生と中学2年生を対象に「反復横とび」や「50m走」など8種目の実技の運動能力を調査しています。


2022年度の調査の結果、県内は8種目の合計点の平均値が小中学生ともに3年連続で低下し、特に小学生の男女と中学女子は過去最低を記録しました。


県教育委員会 保健体育課 金井哲也 課長:
体力向上に取り組む機会の減少が児童生徒の体力低下に影響していると考えられる。


県教育委員会は新型コロナの影響で体が接触するスポーツやマスク着用中の激しい運動が自粛され運動会も短縮になるなど、体を動かす機会が減ったことが体力低下につながったと分析しています。


また運動する人としない人の二極化が進んでいるため、授業を工夫して運動の機会をコロナ禍前に戻し体力向上を図りたいとしています。