
―美咲さんはお母様がここに再び訪れたことをどういうふうに思ってくれていると思うか
小倉とも子さん:
きっと『ママ頑張ってくれてありがとう』って思ってくれたと思います。
―来るのはいつ以来か
小倉とも子さん:
去年の美咲の誕生日以来なので、2024年の5月13日以来です。
―ここに改めて来て献花台を片付けたが、気持ちはどうか
小倉とも子さん:
あの、一つ区切りをつけられたなと思いました。
ちょっと胸にたくさんあった苦しみがすっきりしたなと思っています。
―今回、行方不明だった現場に近いところで式典をやったのは初めてだと思うが、式典はどういう位置づけなのか。また、実際やってみてどのように感じたか
小倉とも子さん:
すいません、式典という気持ちではやっていなかったんですけれども、やっぱりこの地に美咲を置いてきてしまったという後悔が私もキャンプをしていた友人たちもあったので、ここの地に区切りをつけるために、美咲や私達家族に思いがある人が今回集まってくださり、手を合わせたという。
はい。美咲に手を合わせて、天国で安らかに過ごせるようにという思いで来ました。
―今日、特に今区切りがついたと感じたことがあれば教えてください。
小倉とも子さん:
美咲や私達家族に思いを寄せてくださった皆さんと一緒に賛美し、神様に美咲のことをお願いして、ここにあった皆さんの思いを一つずつ受け取って片付けることで一つ区切りがついたなと思いました。
―木を植えるというすごく象徴的なことだと思うが、この木はどのような存在になっていくと思うか。
小倉とも子さん:
献花台を片づけるというお話を土地の地主さんにお話したところ、お花が好きだった美咲ちゃんのために花が咲く木を植えたらいいんじゃないとアドバイスいただけて、皆ここにもし来ていただける方がいたら、花を見て、少し気持ちが癒されたらいいなと思っています。
―改めて、植えたところを見てどうか
小倉とも子さん:
元気に成長してくれたらいいなと思ってます。