米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

猛残暑のち天気急変。残念ながらあすはまだ残暑続きます。

といいますのもあすも高気圧に覆われまして晴れの天気となります。

そして高気圧は時計回りに風が吹きますから南の方から暖かく湿った空気が流れ込んで、これで甲府は予想最高気温が37℃となる見込みです。

ただ、あすはこの低気圧からのびる前線がだんだん南下してくる形となります。

そうなると湿った空気がどんどん集まりやすくなるんです。イメージで言うとこんな感じです。

湿った空気がいっぱい集まると何が起こるかというと大気のバランスが不安定となって、これが着火剤みたいな感じに雷雲を発達させる要因となるんです。

ですから午後は激しい雷雨に注意が必要となります。

あすの気温を見ていきます。甲府の最高気温が37℃と話しましたが、勝沼も37℃、大月は36℃で韮崎、南部が35℃予想です。あすも暑さの警報とも言える熱中症警戒アラートが5日連続で発表となっています。特にその危険対象エリアが南部周辺となります。
気温は低くても湿度が高いと熱中症のリスクが上がりやすいんです。ですから、
あすもなるべくちょっと涼しい室内で過ごすようにして午後の外出は控えていただいた方が良いと思います。

天気の急変についてです。雷が鳴りやすい確率=発雷確率をご覧ください。
まず、正午から午後3時はこの赤色のところ、雷が鳴りやすい確率50%以上となっています。

さらに夕方になると、その範囲が広がる傾向となるんです。この赤色の範囲全域で雷雨とまではいかなくても、局地的にバケツをひっくり返したような雨。
これは道路が冠水してもおかしくないレベルで、大雨注意報が出てもおかしくない状況となりますので、あすは午後の天気急変にくれぐれもお気をつけください。

そして九州の南にある熱帯低気圧があす出てきそうで、この動きがちょっと要注意なんです。
といいますのも4日、5日にこの熱帯低気圧がだんだん北上傾向なんです。前線は南下する見通しとなっています。

その後この熱帯低気圧の動きがまだ流動的なんですが、どうやら東へと進んでくる可能性があります。

そうなると熱帯低気圧は暖かく湿った空気をたっぷり持ってますから、これによって大雨の恐れもあります。
ちょっとこの動きはまだまだ流動的です。あす詳しくお伝えしますが、最新の天気予報をこまめに確認するようにしてください。
<詳しくは動画をご覧ください>