米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

猛暑と天気の急変、あすも続きそうです。

といいますのも、気圧配置的にはあすも高気圧に覆われて晴れる見込みとなっています。

そして高気圧は時計回りに風が吹きますから西の方から暖かく湿った空気が流れ込んできまして、予想最高気温は甲府で37℃となっています。

上空の冷たい空気=寒気があすもまだ居続けていまして、この地上と上空の気温差が足して40℃以上だと天気急変の可能性が高いと言われています。

気温差が42℃ということで、あすも午後は変わりやすい天気となります。きょうは東部を中心に非常に激しい雨が降ったところがあったんですが、あすも熱中症と激しい雷雨にお気をつけください。

雷が鳴りやすい確率=発雷確率を見ていきます。この赤色の部分は雷が鳴りやすい確率が50%以上となっています。

夕方になるとその範囲がさらに広がる予想でして、県内全域となっています。
これは全域で雷が鳴って激しい雷雨となるということではなく、この範囲内のどこかしらで局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨となると見ています。
気圧配置的にきょうとあすは変わらないのでおそらくあすも東部が中心になると予想していますので、東部にお住まいの皆さんは真っ黒い雲が近づいたり辺りが急に暗くなったり冷たい風が吹くと天気急変のサインですので、十分空の変化にお気をつけください。

さて、こちらをご覧ください。

甲府の猛暑日日数です。猛暑日というのは最高気温が35℃以上を表しています。
だいたい甲府で年間の猛暑日の平年値は30年間で平均が17日なんです。今年はきょう既に42日なんです。
年間のランキングを見ていくと、おととしが35日で去年は44日。これが記録なんですが、あと2日で追いついちゃう展開なんです。

今年の猛暑日が今後どうなるのか見ていくと直近で7日間あるんです。ということは足して49日。少なくとももう今週には猛暑日日数の新記録が出てしまうぐらいの、そんな暑さとなります。
8月下旬になってもまだまだ猛暑日多くなりそうですから、皆さん油断せずに熱中症対策をくれぐれもお願いします。
<詳しくは動画をご覧ください>