物価高が続く中、今お買い得なのはジャガイモです。
ジャガイモはピーク時より3割以上安くなり、コロッケが人気の惣菜店は胸をなでおろします。
お惣菜の店ふるや 古屋徳雄さん:
「今までにないくらいの暑さ。大変です。だけどこういう熱い油で揚げるとおいしいコロッケができる」

山梨県富士河口湖町にある創業59年の惣菜店ふるやです。
注文を受けてから揚げる外はサクサク、中はクリーミーなコロッケが一番人気です。
180℃の油の温度と真夏の気温で厨房の作業は過酷ですが、古屋さんはあるアイテムを使って乗り切ります。
古屋さん:
「冷蔵庫に必需品があって、これ(アイスリング)をしてると全然違う」
地元や観光客に大人気のコロッケ。
販売も熱くなるのは今のジャガイモの価格にあります。
古屋さん:
「(今年は)豊作ということでお店的にはうれしい」
ジャガイモ1kgの価格は今年度500円台で推移し、5月にはこの1年で最も高い671円に値上がりましたが、7月に入り3割以上安い約450円まで値下がりしました。
こちらの店では去年は10kg2000円台でしたが、関東の産地が豊作だったため、今は約1300円に下がっているということです。
古屋さん:
「他の材料がすごく高くなっているので、それでも値上げをしていないので(ジャガイモの安値が)長く続いてほしい」
相次ぐ物価高の中、ジャガイモの豊作を願いながら伝統の味を守っています。
なお主な野菜の価格は横ばいか上昇傾向で、今はネギとキュウリ、トマトの価格が平年より上がっています。