甲府市から現在の富士川町までの20.2kmを結び、県民に親しまれてきました。

山梨交通 雨宮正英社長

山梨交通 雨宮正英社長:
「これは最終形の電車だと思う」

富士川町にある利根川公園には1948年=昭和23年に製造された車両が保存されています。

車両はボロ電の閉業後も、神奈川県藤沢市の江ノ島電鉄などで使われ、通算で38年間走り続けました。

雨宮社長:
「江ノ電でだいぶ改造されてしまったので、当時の面影が残るのは窓の感じ」

記者:
「ボロ電と言われるほどボロな感じはしないが…」

利根川公園  山梨・富士川町

雨宮社長:
「動力性能的には他社がひきとるくらいの価値があったから電車としては立派な電車。終盤にかけて(車両や駅舎の)メンテナンスをせず、古く見えたのでしょう」「混みあっているのに1両で、サービスの悪さもボロ電と言われた所以と言われたことがある」