山梨県市川三郷町の小中学校の配置などについて考える検討委員会は、現在の10校から4校にする統合案をまとめました。

市川三郷町は財政非常事態宣言を出したことをきっかけに、去年 学識経験者などによる検討委員会を立ち上げて現在の小中学校の規模や配置について協議を進め、この日は委員会でまとめた答申を町に提出しました。

それによりますと現在の小学校6校、中学校4校から小学校は旧三珠町地区、旧市川大門町地区、旧六郷町地区に1校ずつ、中学校は1校に統合し、合計4校とする案を示しました。

昨年度の町内の児童・生徒数は880人とこの10年間で336人減少したほか、5年後にはさらに150人近くの減少が見込まれている中、集団の中で多様な考えに触れ社会性や規範意識を身に着けるために1クラス20人程度以上の学級規模が1学年で2クラス以上にするためなどとしています。

また統合に伴い、通学方法については子どもや保護者に可能な限り負担がかからないように町に支援も求めています。

答申を受け、町の教育委員会は今年の9月ごろをめどに方針を示すとしています。