公共工事をめぐる不正な入札で町に損害を与えたとして山梨県富士川町が前の町長らに損害賠償を求めている裁判について町は和解の提案をしたことを明らかにしました。

富士川町は学校給食センターなど、町発注の公共工事における不正な入札で落札価格が違法に吊り上げられ損害を受けたとして、有罪判決を受けた前の町長ら2人に正当な入札価格との差額など、約230万円の損害賠償を求めて裁判を行っています。

この裁判について町は、前の町長ら2人で合わせて208万円を今年度中に支払うことなどを条件に2月7日に和解の提案をしたと明らかにしました。

28日までに2人からの回答はなく、町は回答が得られ次第、町議会の承認を求めるということです。