6日朝、甲府市湯村の温泉街で、食堂と住宅を全焼する火事がありました。
1人が煙を吸い込み軽いけがをしました。
6日朝、甲府市に立ち上った黒煙。

建物から炎が噴き出しています。
大塚郁弥記者:
「午前9時半湯村です。大きな黒煙が立ち上り今懸命な消火活動が続けられています」
赤羽亮平記者:
「建物が崩れ落ちていて中にはまだ炎が見えます」

6日午前9時10分ごろ、甲府市湯村3丁目で「黒煙が見える」などの通報が相次ぎました。
火事があったのは湯村食堂で、火はおよそ4時間半後にほぼ消し止められましたが、平屋建ての店舗と隣の2階建て住宅が全焼し、アパートの外壁の一部も焼きました。
近くに住む人は:
「ちょっと家に裏に出たら煙が出てるから(最初は)焚火だと思った。そしたら、すごく燃えだしてきたから近所の人に教えた。怖いね」
この火事で住宅に住む50代男性が煙を吸い込んで病院に運ばれ、軽いけがをしました。
警察によりますと湯村食堂を経営する男性が厨房で食材を仕込んでいたところ、目を離したすきに厨房内から出火したということです。

現場は、甲府記念日ホテルから北におよそ200mの、旅館や飲食店が立ち並ぶ「湯村温泉通り」沿いで、現場は一時騒然としました。
なお、中西部には乾燥注意報が出されていて、火の取り扱いに注意が必要です。