新型コロナウイルスについて山梨県内では10月3日に56人の感染が確認されました。
100人未満はおよそ3か月ぶりです。
また感染者の全数把握が見直されて1週間。
県のホームケア班などは業務の負担が大幅に軽減されおよそ4割の職員を削減しています。
県内で3日に感染が発表されたのは56人です。
100人を割り込むのは7月4日の35人以来およそ3か月ぶりです。
また9月26日と比べて63人減っていて、感染者の数は2日続けて前の週の同じ曜日を下回っています。
病床使用率は9.8パーセントです。
こうした中、「全数把握の見直し」が始まって1週間が経過しました。

感染した人の氏名や住所、症状などの把握は65歳以上や入院が必要な人などに限定し重症化リスクの低い人は県の「健康フォローアップセンター」に自ら報告します。

センターでは24時間体制で看護師が電話対応しますがこれまでに体調が急変したなどの相談は43件あり、問題なく医師の診療につなげられたということです。
県新型コロナ対策グループ 松谷周一郎主任:
感染者が非常に多くなった時の対応は懸念していたが、今は少ない状況なので問題ない。そういった(感染拡大)時に問題が出てくると思う。

2日までにセンターに報告した人は感染者全体のおよそ8割で、現在、感染者数も落ち着いていることから県のホームケア班などは業務負担の軽減が図られています。

このため夏に県庁に緊急的に増設した1フロアを3日に閉鎖しました。

これまではおよそ100人のスタッフがホームケアなどを担当していましたが、9月の最後の週からはおよそ40人、4割減らして業務にあたっています。

ただ冬場に再び感染が拡大する懸念もあり、県は今後も柔軟に対応できるよう態勢の整備を進めています。