国内外の災害でボランティア活動をしている山下博史さん。

阪神・淡路大震災を含む被災地での経験から、備えで一番大切なことは…

災害・防災ボランティア 未来会 山下博史代表:
「やっぱり水がなければ人は生きていけないし、水や食べ物があっても出すところがなければ、飲まない 食べないで控えてしまいますよね」
「なので極論で言うと水と排泄できるのが重要だと思います」

1人1日3リットルが望ましいとされる水の備え。



ミネラルウォーターなどの備蓄も重要ですが、物価高の中では空のペットボトルと水道水の活用も有効だとしています。



災害・防災ボランティア 未来会 山下博史代表:
「ペットボトルに水道水を入れて備える方法も安価にできるのではないかということで、
まずは、あいたペットボトルを洗ってもらったうえで水道から水を出し、ペットボトルからこぼれるまで入れてもらって、しっかり蓋を締める」

夏であれば5日から1週間、冬であれば1週間から10日保存できるという事で、保存期間が過ぎた後は洗濯や炊事などに活用します。

また、ペットボトル自体が水筒代わりになる点も。

災害・防災ボランティア 未来会 山下博史代表:
「(被災時に)ずっとポリタンクを吊るしているわけにいかない。大きなペットボトルを持っているわけにいかないんですよ」
「小さいものであればポケットに入れる、リュックサックに入れる、子どもに持たせる。汎用性というか量の調整ができるので、その方がいいかなと」