大型の台風14号は、20日の明け方にかけて山梨県内に最も近づき、各地で非常に激しい雨が降るおそれがあります
台風14号は19日午後11時現在、京都府の約110キロ北にあり時速35キロのスピードで東北東に進んでいます。

大雨警報が甲府市や富士河口湖町など3つの市町に出されていて、降り始めからの雨量は、甲府市古関で219ミリ、南部で151.5でミリなどとなっています。

また避難に時間がかかる人などに安全な場所への避難を促す「高齢者等避難」が富士吉田市の7646世帯、富士河口湖町の2600世帯に発表されました。

県内では11の市と町で避難所が開設されています。
交通への影響もでています。
JR身延線はあす、始発から正午ごろまで全線で運転を見合わせます。
JR中央線と富士急行線は通常運転の予定です。

また午後11時前に北杜市でおよそ1130件が停電となっています。

このあと明け方にかけて多いところで1時間に60ミリ以上の非常に強い雨が降る恐れもありあす。

20日午後6時までの24時間に予想される雨量は峡南・富士五湖で250ミリ、中北・峡東・東部で150ミリとなっています。

気象台は土砂災害や低い土地の浸水、警戒をよびかけています。

また20日の最大瞬間風速は県内全域で25メートルと予想されていて強風にも注意が必要です。