世界的な人気を誇る正体不明の芸術家「バンクシー」の版画展が山梨県昭和町で始まりました。

バンクシーは世界各地の街の壁などに絵を描く覆面アーティストとして知られ、社会問題などをテーマにした作品を発表しています。

そのバンクシーの版画展が13日、県内で初めてイオンモール甲府昭和で始まりました。

展示品はイギリスの工房で作られたバンクシー作品の複製版画で、一つ一つにシリアル番号が入っています。

代表作の「少女と風船」やウクライナで描かれた「柔道」など約70点が展示販売されています。

中でもこちらパレスチナの壁に描かれた「花束を投げる暴徒」は男性が火炎瓶でなく花束を投げようとする姿で、平和を訴えるバンクシーの思いを感じ取ることができます。

サロン・ド・ヴェール 行方憲一さん:
「バンクシーは戦争反対、暴力反対、世界の平和を願ってアートを通じて世界に発信している作家。バンクシーのアートにふれてバンクシーのメッセージを心で解き明かしてもらいたい」

バンクシー版画展は9月23日まで開かれています。