23日、山梨県北杜市の権現岳で単独で登山し、滑落したとみられる男性の遺体が見つかりました。

県内では山岳遭難の件数、死者共に去年より増加しています。

警察によりますと、23日午後2時20分ごろ、北杜市小淵沢町にある権現岳の東ギボシ付近で、「滑落する男性を見た」と登山者から通報がありました。

権現岳(八ヶ岳)の登山道入り口 北杜市小淵沢町


救助隊が23日夜、登山道からおよそ80メートル下の崖で遺体を見つけ24日朝、県警ヘリ「はやて」が収容しました。

滑落した男性を収容 山梨県警のヘリコプター「はやて」


遺体は、60代か70代の男性と見られ警察で身元の確認を進めています。

現場は、傾斜の急な岩場で男性は単独で登山していたとみられています。

登山者は登山届を


なお、県内では今年、山岳遭難が去年の同じ時期と比べて12件多い69件起きています。

死者は4人多い7人となっています警察は、装備や天気の確認といった事前準備や体力に見合った登山をよびかけています。