富士山を登山していた中国人の男性が山梨県側の8合目で意識を失い死亡しました。
今月1日の山開き以降富士山で登山者が死亡したのは今回が初めてです。

死亡したのは中国の公務員ホアンジンイローレンスさん58歳です。

警察によりますとホアンさんはきのう午後1時半ごろ妻と2人で山梨県側の富士山5合目を出発し山頂に向かいましたが8合目付近で体調不良となりおよそ1時間半、山小屋で休憩しました。その後、登山を再開しましたが午後8時半ごろ再び体調不良となり意識を失いました。

ほかの登山者が山小屋の関係者に通報しクローラーと呼ばれる重機でホアンさんを8合目の救護所に運びましたが死亡が確認されました。
今月1日に山梨県側で富士山が山開きしてから登山者が死亡したのは今回が初めてで、警察は病死とみて調べています。

また先月26日に静岡県側の山頂の火口付近で発見された2人の遺体の身元が判明しました。

1人は山梨県富士河口湖町のアルバイト小澤拓人さん35歳、もう1人は東京都稲城市の会社役員 上田浩史さん53歳と確認されました。