感染の拡大で緊張感が高まっているのが高齢者施設です。
山梨県富士川町のケアハウスは、感染症対策を徹底し、日々の暮らしも楽しめる工夫をこらして運営しています。

ケアハウスあさひ鰍桜苑 池谷勝施設長:
かなり危機感をもって行わなくてはならない。

43人が入所する山梨県富士川町のケアハウスあさひ鰍桜苑です。
スタッフは健康観察や会食の自粛などを続けています。

入所者に対しては面会はロビーに限定し、飲食を伴う外出の自粛を要請するほか、散歩も行き先の記録をとるなど感染症対策を徹底し、これまで施設内で新型コロナに感染した人はいません。

ケアハウスあさひ鰍桜苑 池谷勝施設長:
介護施設と違って自立した人の生活のスペースで、外出する人もいるし、なかなか対策が難しい。
感染の拡大で緊張感が高まるなか、ストレスを解消する取り組みが…。


この盆踊りとかき氷です。

日常の運動や水分補給をイベントに置き換え、安全に配慮しながら少しでも暮らしを楽しめる工夫しています。

ケアハウスあさひ鰍桜苑 池谷勝施設長:
感染しなければ一番いいが今の状態ではそんなことも言っていられないので、1人感染者が出た後の対策をどれだけスピーディーに徹底できるか。病院に入院できないという場合、ここでみていく。何とか乗り切りたい。

重症化のリスクと隣り合わせの高齢者の命と健康、そして笑顔を守ろうと高齢者施設の努力が続いています。