年間の支出額が18年連続で全国2位と山梨県はマグロ好きとして知られています。
ここ数年高値が続いていたマグロは1年前より3割ほど安くなっています。
一体なぜなんでしょうか?

甲府市のいちやまマート徳行店の鮮魚コーナーです。

22日も人気を集めていたのが…



買い物客は:
「マグロです」
「マグロを買いました」
「ちょっと安くなっている気がして、このくらいだったらと思って手に取りました」

食料支出額の調査で甲府市が18年連続で全国2位のマグロ。

ここ数年高値が続いていましたが…

いちやまマート 鮮魚部スーパーバイザー 天野智仁さん:
「平均的に(どのマグロも)安くなっているが、特に皆さん大好きな本マグロが安さの差が大きくなっている」


マグロは2023年3月と比べ1割から2割安くなり、中でも黒いダイヤとも呼ばれるクロマグロの仕入れ値は2023年の1kg7000円から、今は1kg約5000円!3割近く下がっています。

いちやまマート 鮮魚部スーパーバイザー 天野智仁さん:
「今年になってメーカーも在庫がたまってしまい、安い値段でスーパーで提供している」

マグロは2022年以降、中国と韓国による買い占めで仕入れ値が高騰し、在庫となった輸入の冷凍マグロが値下がりしているということです。

いちやまマート 鮮魚部スーパーバイザー 天野智仁さん:
「お客さんにとって買いやすい価格帯なので、今(マグロを)楽しんでもらえればと思う」

しかしマグロの価格が下がったのは一時的で、店側は多くの小売店で冷凍マグロの在庫が無くなる5月の大型連休以降、マグロは10%から15%値上がりすると見込んでいます。